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これまで英語で書いてきたけど、今回は慣れた日本語で。
繰り返しになるけど、このプロジェクトのコンセプトは、
真空管ラジオの外観そのままに、シャーシも最大限利用して、実用に耐えるBluetoothスピーカーを作るということ。中身をそっくり捨ててICアンプに入れ替えれば楽で安くて安全なことこの上ないけど、それではあまりに趣がないので、Bluetoothレシーバー以外の部品は、可能な限りそのラジオとどう時代のものを使う。当然アンプは真空管式になるけれど、当時のラジオの多くは限られたコストの範囲で音量を稼ぐことに心血を注いで作られていたので、ラジオの音声増幅部をそのまま使ったのではとても今の実用には耐えない。そこでもとのラジオとは全く違う球と回路でアンプ付きスピーカーでっち上げることになる。
これまで作ったもののうち主要なものはIstructablesに公開しているので、参考にして欲しい。今回は真空管ラジオの最晩年に作られた小型ラジオでそれなりにちゃんとした音の出る「Bluetooth真空管ラジオ」を作る。

Step 1: 材料

今回の元ネタは米国シアーズ社のパーソナルラジオ。おそらく若者向けに安価に販売されていたものだと思う。プリント基板が縦に配置され真空管が横向きになるデザインは、この時代のラジオではよく見かける。プリント基板で実装密度を上げたことの賜物だけど、真空管5本詰め込むのは無理と見えて、これまで見たのは全て4球だった。

なんせスペースが限られているし、今回はスピーカー周りに少しスペースが必要(理由は後述)だったので、初めての電源トランスレスにした。そうなると球は50BM8。ほぼこれ以外の選択肢はない。

Step 2: 回路と部品

小さいトランスでそれなりに鳴らせるため、出力段は三結ブッシュプル。三極管部はカソード結合で。無帰還の、シンプルな回路だ。
スピーカーは8cmの小型のもの。これをそのまま箱にマウントしたのでは低音がスカスカになってしまうので、エンクロージャーを用意した。100均で買ったガラス製保存容器だか、これがなかなか良かった。

Step 3: 本体の加工(1) 基盤

元のラジオは、スピーカーと出力トランス以外の部品はすべてプリント基板上に配置されている。ボリュームとバリコン(の外殻)はオリジナルを流用することにしたが、回路も球も全く変えてしまうので、基盤のパターンは使えない。初めはアルミ板で基盤と同じ大きさを切り出す予定だったけどボリュームやスイッチの位置合わせに手こずりそうだったので、基板もシャーシとして使うことにした。パターンを一部はがしてラグ板やリード線の代わりにしたが、これはお勧めしない。トラブルの切り分けにものすごく苦労することになるからだ。一番いい方法はプリント基板を使った真空管ラジオには手を出さないことだと思う。

基盤に丸穴を開け、ソケットをつける。50BM8は放熱量がすごいので、天井とは出来るだけ距離を開ける。そして回路図の通りに配線する。

Step 4: 本体の加工(2) ケース

放熱が良くなるよう大きめの窓を開けた裏蓋を作り、とりあえず完成、のつもりだったが、早々と組み上げて通電したら、妙な臭いが…。天井と離すことに傾注するあまり、底板からの距離が十分ではなかった。無残にも溶けてしまった。仕方がないので溶けたところに角穴を開けて5V用の小さいファンを仕込んでみたが、これがうるさくて音楽を聴くどころじゃない。結局裏蓋の穴を広げてハードディスク冷却用のファンをつけたのが音も静かで合格。12V用を5Vで回しているが、それなりに風量はある。

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