Introduction: 行燈 - Paper-enclosed Lantern -

部屋に灯りが欲しかったので自分で作成。和紙のかっこよさに惹かれて行燈をデザイン。 
モデルサイズ: φ200㎜、H250㎜ MDF t=2.5㎜を使用。和紙は繊維が入ったものを選択。

Step 1: 123D Design によるデザイン検討

製作可能でありかつシンプルなデザインをAutodeskの無償CAD 123D Design を用いてデザイン。STLとしてExport。
(http://www.123dapp.com/smb-123D_Design/Andon-paper-enclosed-lantern/2023848)

Step 2: 123D Makeによるカット方法の検討

デザインしたデータを同じくAutodeskの123D Makeを用いて検討。行燈なので光の洩れ方をイメージして配置。とはいえほぼ自動で123D Makeが考えてくれる。
(http://www.123dapp.com/3dmk-Make/Andon-paper-enclosed-lantern/2023868)

Step 3: レーザーカッター工程

123D MakeからInkscapeで配置の効率化を行った後にillustraotrへ持っていき、そこからレーザーカッターへ。使用マテリアルはt=2.5㎜のMDF(450×600)

Step 4: パーツチェック

本作品はInterlockのためパーツが欠けると成り立たない。目視によるチェックは必須。また400番くらいのサンドペーパーで表面を軽くこするとレーザーカット時の毛羽立ちが除けるので塗布工程前には必ず行う。

Step 5: 仮組み

実際に仮組みを行い、ボンドの有無を確認。また完成後のイメージもこの工程のおかげでより強くなる。モチベーションもUp!

Step 6: オイルステインの塗布

木目の自然な仕上がりを期待してオイルステインを塗布。1度塗布後に乾燥、ペーパーがけを行い、再度塗布。

Step 7: 本組み

実際に組み上げる作業。オイルステイン塗布前は勘合はスカスカだったが、塗布後は勘合部にペーパーをかけなかったためか、きつめに仕上がったのでボンド等接着材は不使用。

Step 8: 点灯!

デザインはシンプルながらも、面白い組み上げ方に工夫したため、部屋いっぱいに不思議な模様が広がるこれまでにない行燈となった。