Introduction: Knockdown Illuminated SIgnboard - 組立型内照式看板
期間展示等の小規模なイベントに最適な簡易組立型内照式看板をご紹介致します。
製作にはレーザー加工機やカッティングプロッター等のデジタルファブリケーション機材を使用します。
また、図面の製作はAbobe Illustratorを使用しています。なお、シミュレーションに3DCADを使用していますが、実際の製作には必ずしも必要ではありません。
*100Vの電源を扱うため、製作には充分注意してください。
製作における事故等の損害に対して当方は一切責任を負かねます。
Step 1: 材料を用意する
以下の材料を用意してください。
材料:
Screw thread(長ネジ): 285mm*6
Pipe(ステンレスパイプ): 245mm*6
Flat washer(平ワッシャー): M6*30
Spring washer(座金): M6*6
Cap nut(袋ナット): M6*12
MDF(buttom): (810*300*9mm)*1
MDF(top): (810*300*5.5mm)*1
Acrylic(乳白色アクリル板): (810*300*5mm)*1
Electruc bulb(電球)*3
Socket(電球用ソケット)*3
crimp contact(圧着端子)*6
wood screw(木ネジ):(M3*10)*6
Electruc cable(ソケット用電源ケーブル): 500mm*2, 1000mm*1
Plug(電源プラグ)*1
Spray(スプレー塗料): Black*1~2
Glue(接着剤)
Step 2: スケッチ/シミュレーション/CAD作成
(*この手順はデータをダウンロードすることで省略出来ます。)
どんな形の看板を作るか頭の中で想像します。
素敵な形が想像出来たらスケッチを描いてみるといいかもしれません。僕はスケッチを描く代わりに3DCADソフトでシミュレーションしてみました。構造の確認、検証を行うことで、製作時のミスの確率を大幅に減らすことが出来ます。また、最終的な成果物を具体的に想像することで製作のモチベーションを高めます。
スケッチ/シミュレーション上で不備が無いようであればレーザー加工機用のCADデータを作成します。
今回は簡単な形状且つ、使用するレーザー加工機がAdobe Illustratorをサポートしているため、こちらのソフトウェアで作成しましたが、3DCADから直接CADデータをエクスポート出来る場合が多いので、3DCADソフトをお持ちの方は特にIllustratorで作成する必要はありません。
本作品のデータは下記URLのサイトからダウンロード出来ます。
Step 3: データを元に素材をレーザー加工する
MDFとアクリル板をレーザー加工機で製材します。
レーザー加工機を取り扱っている施設を利用してください。
Step 4: Topカバーを作成する
切り出した5.5mmのMDF板をボンド等の接着剤で接着します。
ちょうど5mmアクリル板が納まる様になります。アクリル板は取り外し可能にすることで、看板の内容を変更出来るようにし、色々なイベントで活用出来るようにします。
Step 5: MDFの塗装
接着を終えたMDFと、9mmのMDFをスプレー塗料などで塗装します。
ペンキ等を使っても構いませんが、スプレーがムラ無く簡単に均一な塗膜面を作れます。スプレーでの塗装は3~4回等に分けて行うことで、液ダレや溜りを防ぐことが出来ます。急いで塗装を終わらせてしまいがちですが、キレイに仕上げるにはじっくり2日くらいかけると良いです。
Step 6: 電球用ソケットの組み立て
ソケットと電源ケーブル、プラグを組み立てます。
100Vの電源を扱うため、製作には充分注意してください。
製作における事故等の損害に対して当方は一切責任を負かねます。
Step 7: 電球ソケットの設置
9mmのMDFのマーキングに合うように、均等に電球ソケットをビスで固定します。
Step 8: 全体の組み立て
図のように、ナットやネジを使い、筐体を固定してゆきます。
順序:
1.袋ナット
2.ワッシャー
3.MDF(5.5mm組み立て済み)
4.アクリル板
5.MDF(5.5mm)
6.ワッシャー
7.座金
8.ワッシャー
9.パイプ
10.ワッシャー
11.MDF(9mm)
12.ワッシャー
13.袋ナット
Step 9: ステッカーの作成、貼り付け
看板に付けたいロゴなどをIllustratorで作成し、カッティングシートをカッティングプロッターで切り抜きます。
切り抜いたシートは、5mmアクリル板に貼り付けます。
Step 10: 完成
電源を入れ、確認します。
100Vの電源を扱うため、製作には充分注意してください。
製作における事故等の損害に対して当方は一切責任を負かねます。