Introduction: Meshmixerでピグインをデザイン&3Dプリントする方法
Meshmixerはオートデスク123Dシリーズの無料3Dデザインソフト。直感的な操作が楽しく、3Dプリント用の機能も充実しています。今回はブタの頭とペンギンの胴体を組み合わせた合体動物「ピグイン」のモデリング方法と、i.materialiseでそれを3Dプリントする方法をご紹介!
Step 1: ギャラリーからモデルをダウンロード
まずはAutodesk 123D ギャラリーから好きな3Dモデルをダウンロード。今回はこのブタとペンギンの2種類をダウンロードしました。
Step 2: ペンギンの頭を削除
ダウンロードしたペンギンの3DモデルをMeshmixerにインポート。左側の"Selectツール"をクリックして頭部分を選択。選択ができたら、Select >> Erase and Fill >> Acceptをクリックして、頭を削除します。
Step 3: ペンギンの胴体とブタの頭を合体
ブタのモデルの胴体も同じように"Selectツール"で選択、削除します。残った頭はペンギンの胴体にドロップして合体。ドロップしたブタの頭を変形させる方法は以下の通り。
- 顔の角度を変える:中央の白い球の周りの、紫の円をドラッグ
- 顔を合体させる場所を動かす:中央の白い球をドラッグ(または左のDrag and Dropメニューでサイズを変更)
- 顔の大きさを変える:紫色の三角のような図形をドラッグ。
Step 4: スカルプトと色づけ
Sculptメニューから様々なブラシの種類を選択して、頭と胴体が合体した部分を滑らかにしたり、モデルに凹凸をつけることができます。モデルが完成したら、SculptメニューからColor を選択。ブラシの種類はPaint Vertex、色は好きなものを選んでください。スペースキーを押すと色づけのオプションが選べます。
Step 5: 3Dプリントの準備
左側メニューからPrintを選択すると、Maker Bot などのホームプリンターかi.materialiseを含む高品質な出力サービスで造形する方法を選べます。i.materialiseを選択した場合、金属から樹脂まで、ほぼ3Dプリントラボと同じように素材と仕上げを選択できます。
3Dプリントの前には、モデルが造形可能か確かめられる便利な機能も。
- 主なエラーを修正:Analysis >> Inspector >> Auto Repair All(全て自動補正)
- サイズを調節:Analysis >> Units/Dimensions (デフォルトではモデルの大きさがとても小さく設定されているので、拡大しないとほとんどの場合造形できません)
- 水密性があるか確認:Edit >> Make Solid(体積のあるモデルに自動変換)
Step 6: I.materialiseから3Dプリント
マルチカラーで出力すると、Meshmixerで付けた色がそのまま3Dプリントされます。その他の素材でも、もちろん造形可能。より詳しくMeshmixerの使い方を知りたい場合は、ブログ上のチュートリアルや、上のビデオをご覧ください。