Introduction: 小さなイーゼル

レーザーカッターで切り出したパーツを組み立てて作る550×300 程度のサイズの小さなイーゼルです。デリケートなパーツが多く、組み立ては大変ですが是非作ってみてください。

Step 1: 準備

Adobe illustrator・・・データの調整に必要な場合があります。

レーザーカッター環境・・・今回は600×300サイズのレーザーカッターを使用しました。加工エリアはこれぐらいないと厳しいです。

MDF 2.5mm 厚 600 × 300 3枚・・・必要ギリギリの枚数です。板の大きさの目安として、一番大きなパーツの寸法が500 × 280 程度なのでこれを下回らない面積のMDFを用意してください。また、失敗も考慮して多めに用意した方がいいです。

グルーガン・・・木材に使える接着剤ならなんでもOKです。

樹脂コーティングのハンマー or 木槌 & プライヤ or ペンチ・・・ きついパーツのはめ込みに使います。金槌は素材を痛めることがあるので非推奨です。

Step 2: データの用意

データをダウンロードします。環境に合わせて適宜パーツの配置を調整してください。フォルダ内の pdf ファイルはパーツの位置関係の目安に使ってください。日本語版のサイトをご覧になっている場合はこちらでデータをダウンロードしてください。https://www.instructables.com/id/cFkb4JbnbURhUJb40y1lC3sRW2994V/

Step 3: パーツの切り出し

パーツを切り出します。細かいパーツが多いのでなくさないように気をつけてください。この時にでる端材も一部利用できますので捨てないでください。ヤニが気になる方は写真のようにマスキングテープを貼った上で切り出しを行なってください。(剥がすのが大変なので注意)

Step 4: 組み立ての前に・・・

・注意事項

MDFは加工性の高い素材ではありますが、デリケートなパーツは簡単に破損します。また、レーザーカッターの環境によっては部品のはめ込みがきつい場合があります。あらかじめご了承ください。

・組み立てについて

稼働部は組み立てる順番を間違えるとやり直しになる可能があるので pdf を参考に順番を考えて組み立ててください。 固い場合はハンマーで、緩い部分は接着剤を使いましょう。ハンマーで壊れやすい部品をたたく場合は写真のように切る時に出た端材を利用してください。 本体と稼働脚を繋いでいるパーツは本体を組み立てる段階で組み込んでください。 分かりにくい部分は写真を参考にしてください。

・ハンマーについて

パーツが指ではめられない時に使用します。最初は優しく「コンコン」と、徐々に強めてフィニッシュは「ガンガン」と力強く叩いてください。デリケートなパーツを叩く時には細心の注意を払ってください。

Step 5: メインフレームの組み立て

必ず初めに、正面からみて中央に通っている棒と可動脚を繋ぐパーツを最初に組み込んでください。以降はお好きな手順で構いませんが、失敗防止のため私がやりやすいと思った手順を写真と絡めて紹介します。

① 本体表側のパーツの中央の棒にパーツを3つ、可動部に円形のパーツ(5mm × 2個)をはめる(デリケートなパーツなので木材を挟んで叩いてます)

② 本体表側のパーツに縦方向のパーツをすべてはめる(横もはめてしまうと次が大変です)

③ 本体表側のパーツに本体裏側のパーツをはめる

④ 横方向のパーツをはめる

⑤ 隙間をハンマー、ペンチでしっかりはめ込む

Step 6: 可動脚の組み立て

この部分にもデリケートなパーツがあるのでハンマーを使う場合は写真のように端材を挟んで叩いてください。また、本体に接する面はテーブルのパーツとの干渉を避けるためにあえて凹凸があります。この部分は凹部のパーツを先に取り付けてください。

Step 7: 可動脚の取り付け

本体と可動脚を取り付けます。本体に差し込むパーツは屋根がある方が上向きです。可動脚を通したら4カ所の可動部に円形のパーツ(5mm × 2個、15mm × 2個)を取り付けてください。(のり付け推奨)

Step 8: 可動台

溝にはめ込むパーツを最初に取り付けてください。この可動台は鍵状のパーツを回転させて固定、移動を切り替える仕組みになっています。台はこの部分のみで保持しているためガタを防ぐ意図で厳密に設計しましたが、組み立ててみたところ非常に固い(鍵なんて要らない)ため、少し余裕を持たせた予備を用意してあるのでお好みで換装してください。

Step 9: 完成

お疲れさまでした。お好きな本などを飾る際に役立ててもらえたら嬉しいです。